|
世界の屋根・ヒマラヤのふもとで、肥沃な大地と豊富な水にめぐまれて花開いた「ネパール料理」とともに「ネパールの食文化」をたのしんでいただきます。特に、その中心である「ネワール料理」をご紹介します。
ほっと一息、ネパールのお茶
インドと中国にはさまれた小さな国、ネパール。ここで日常的に飲まれているお茶は紅茶です。
ネパールの極東部に位置するイラム地方で生産される「イラムティー」はネパールを代表する高級紅茶で、味や香りはインドのダージリンをおもわせます。それもそのはず、イラム地方は国境をへだててダージリン地方に隣接しているのです。一般に「イラムティー」とよばれる紅茶の茶葉は細長く、飲み方もストレートが普通です。
一方、牛乳で煮出し、スパイスをいれた「チア」とよばれるミルクティーがネパールではよく飲まれます。茶葉は小さく丸まったCTC茶葉であり、CTCとは、Crush(潰す) Tear(細かく砕く) Curl(丸める)の略で、あえて細かくした茶葉のことです。細かくすることにより紅茶が抽出しやすくなり、味が濃くなってコクがでるので、ミルクティーに最適な茶葉になります。CTC茶葉は現地では「ネパールティー」として売られています。
チアをつくるには、鍋に適量の水をいれて沸騰させ、茶葉を入れて2〜3分間煮ます。そらから牛乳を水とほぼ同量いれてさらに煮て、砂糖をいれ、ティースパイス(現地ではティーマサラとよばれます)をいれ、茶こしでこします。数種類のスパイスがミックスされたマサラをくわえると、本格的なネパールの味に。
ネパールの紅茶は日本ではあまり知られていませんが、最近は紅茶専門店で入手できることがあります。ふかみのある味わいとやさしい口当たりで、ほっと一息つくにはぴったりのお茶といえるでしょう。
■ ネパール・ミルクティー(スパイス・ティー)の作り方
【材料】(1人分)
・ミルクティー専用紅茶(ツブ茶:CTC茶葉):大さじすりきり一杯
・ティー・スパイス(ティー・マサラ):小さじすりきり一杯(ないしはカルダモン5粒ほど)
・砂糖:大さじすりきり一杯前後
・牛乳:コップ半分
・水:コップ半分(加減してください)
*これを人数分に換算します。
【作り方】
(1)牛乳と水を混ぜ、鍋にかけます。
(2)沸騰しかけたところ(これが大事)で茶葉を入れ、3〜4分(量が多い場合は6〜10分)煮立たせます。
(3)砂糖を入れ、数回かきまぜます。ふきこぼれないよう火を調整してください。
(3)紅茶の色がきちんとでてきたところで(これも大事)、ティー・スパイスあるいはカルダモン粒を入れます。
(4)2〜3分して味見をして、飲む人の好みに合わせ、砂糖やティー・スパイスを足すなりして、少し煮てでき上がりです。
*寒い冬はあったまるし、スパイスの効用で血行もよくなります。
■ これまでのネパール家庭料理教室
> 第10回 アルタマ風カレー
> 第9回 マトン・タルカリ & ムラコ・アツァール
> 第8回 チキン・カレー & ナスのおかず
> 第7回 スタミナ肉・野菜炒め & 冷製アツァール
> 第6回 スープ・カレー & サーデコ(ジャガイモのスパイスあえ)
> 第5回 チョウメン(ネパール風やきそば)& シナモンロッティ(ネパール風ホットケーキ)
> 第4回 チョエラ(肉のスパイスあえ)& スタミナ野菜炒め
> 第3回 モモ & ゴマ風味アチャール
> 第2回 チキン・マサーラ(鶏肉の香辛料炒め)& ゴルベラ・アチャール(トマトの和え物)
> 第1回 サモサ(軽食の一種)& ネパール・ミルクティー
> ネパール料理入門講座
◆ 外部サイト:クッキング・ネパールニュース (cooking.nepalnews.com)
世界の屋根・ヒマラヤの大自然を未来につなぐ国際環境NGO
目標:ヒマラヤ植樹100万本!
Copyright (C) 特定非営利活動法人ヒマラヤ保全協会
IHC (The Institute for Himalayan Conservation)
|